「本が好き。人が好き。河内長野が好き。南河内が好き。」
 私は大阪の端っこ河南町で生まれ育ち途中あちこち住みましたが、結婚してから河内長野にもう22年住んでいます。

都会的ではないけれど、不便さもあるけれど、金剛葛城に抱かれたこの自然豊かな地域が大好きなんです。

でも…。全国の地方都市がそうであるように、少子高齢化が進み、人口減少が大きな課題になっています。淋しくなっていく街。

大好きな街がもっと盛り上がってほしい。活性化してほしい。……ならばシェア型書店がその役に立てはしないだろうか。

本を通して、人と人を繋ぐことができるシェア型書店がこの街にこの地域にできたら、河内長野にも何かあるなぁと思ってもらえるかも!


「本の持つ力を信じたい」

 これまでの人生、幾度となく本に救われ、本に励まされてきました。悩んだ時も、淋しい時も、何かを始める時も、いつもそばに本がありました。

今はインターネットが全てを教えてくれる時代になったけれど、本から得るものはそれとはまた違うよさがあると思うのです。自分の中での対話が生まれる気がするのです。紙の本はこれからも絶対に必要で、できるなら身の回りにあふれていてほしい。その一端をうちのお店が担えたら…。


「本を通して人と人とがゆるくつながって欲しい」

 自分の好きだと思う本が誰かの好きになる。一つの本について、みんなで語り合う。私が本を読んでいる横で、誰かが本を読んでいる。店にある一冊の本が誰かの人生を変える…。そんな風に、本を通して人と人との繋がりが生まれたら、そんな素敵なことはない!books_komadoがそんな場所になれたらいいな…。

 

そんなことを考えて、2023年8月に初めてシェア型書店に足を運んでから、あんなことこんなことを乗り越えて2024年5月にシェア型書店を運営することとなりました。わずか9か月。ぼんやり頭に浮かんだことがこうして現実になっていくのは、驚きであり、喜びでもあります。これから、多くの人と本を通して縁を結び、河内長野でワクワクする経験をどんどん見つけていきたいと思っています。

 

「ワクワクしたい!!河内長野で!」